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2013年9月 4日 (水)

素敵な歯科医師 Part1

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イェテボリ大学名誉教授 Jan Lindheヤン・リンデ



歯科衛生士学校を卒業し初めて勤めた歯科医院では、診療後に先生方や歯科衛生士、歯科助手皆で勉強会を頻繁に行っていました。

その時々の症例や、自分で調べたことを発表し合いました。

その当時、世界で最も優れた歯周病科の教授でとても有名なスウェーデンのヤン・リンデ先生という人の本を読む機会があったんです。

厚さ5~6センチある学術書でしたが、とてもおもしろくて一気に読んだ記憶があります。

リンデ先生の本を読んで、歯周病学という膨大な広がりを持つ学問に心惹かれたというか。。。初めて!勉強することが楽しくなった体験でした。coldsweats01

日本にも日本歯周病学会日本臨床歯周病学会に入られていて素敵な先生はたくさんいらっしゃいます。

私が勝手に一番支持させていただいている先生は、学会で拝聴した谷口威夫先生です。
日本臨床歯周病学会の理事長をされていた方です。

長野県で開業され40年間、一般歯科の中で歯周病治療にとても力を入れて診療にあたっておられる素晴らしい先生です。

先生の発表を聴いていると必ず「私もそう思います!」と感動してしまうんです。先生が力をいれてらっしゃること。 それは。。。

1. なるべく外科処置を行わなくてすむように
一本一本の歯を大事に思い、丁寧に歯石などを
取ること。

2. 歯周病を改善するための、歯みがきを徹底してもらうこと。

3. 歯に悪い食べ物や飲み物はひかえてもらうこと。

4. 大臼歯の根分岐部病変を予防すること。
 
早めにみつけて対処し進行させないこと。これが本当に大事なのです!

5. 歯周病の征服は根分岐部病変を征服することだと考えていらっしゃること。

 

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これらのことは全てあたりまえのことのようですが、やはり見えている部分に重きを置いている先生の方が多いのが現実ですね。

それ以外の見えていない部分、特にアゴの骨となるとそこをきちんと考えている先生は本当に少ない。。。
なぜなのでしょうね??

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

とある先生がこう言ったそうです。。。

「歯周病なんか治したら、やることなくなっちゃうじゃん」


。。。virgo
エッ....?

初めこれを聞いたとき、とても腹が立ったと同時になんだかとても悲しくなりました。poutweep

でも、このことがブログを書こうと思ったきっかけになったような気がします

幸い私の直接知っている先生にはそんな先生はいませんよ。

確かに、患者さんと歯科衛生士が頑張りすぎて虫歯にも歯周病にもなる人がいなかったら、歯医者さんはやることなくなりますね。

ヒポクラテスの誓いにあります。

自身の能力と判断に従って、患者に利すると思う治療法を選択し、
害と知る治療法を決して選択しない。

患者に利すると思う治療法。。。

それは。。。いつまでも自分の歯を使えるように手助けをする

それがいちばん患者さんのためになるのだと思うのです。

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜

予防歯科の第一人者として有名なアクセルソン先生がいます。

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アクセルソン教授はスウェーデンのイエテボリ大学歯周病学教室にて、先述のリンデ教授に師事されていました。

アクセルソン教授が今から25年前初めて来日された時の講演会での第一声は、

「あなたの指が3分の1失われたとします。その失われた部分を金属で埋めるとしたら、あなたはそれを良しとしますか?
そういう方がいるならば、手を挙げてください!!」

…もちろん誰ひとりとして手を挙げる人はいません。

「じゃあ、なぜ歯だけは良しとするのか? 


歯には異物を入れておかしいと思わないのですか!?

…講演会は熱気ムンムンのまま幕を閉じ、壇上から降りるアクセルソン教授には拍手が鳴りやまなかったそうです。shine

私もこの先生のお話を10代のときに聴いていたら。。。

きちんと歯の磨き方を教えてくれる歯科医院に通っていたら。。。

人工物がたくさん入っている自分の口の中を見ては後悔しきりです。

スウェーデンは予防歯科の先進国であり、歯科医院へ行くのはメインテナンスのためという人がほとんどです。

日本はというとメインテナンスを受けに歯科医院へ行く人は全体の2%。ほとんどの人は 痛くなったら、仕方なく行くのです。

日本はいつになったら予防歯科の先進国に仲間入りができるのでしょうか?

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜

スウェーデンデンタルセンターという素敵な名前の歯科医院で診療をされている弘岡秀明先生という方がいらっしゃいます。

弘岡先生もリンデ教授の元で歯周病学を学ばれました。

先生の講演会では、こんな愉快な事をおっしゃっていましたよ。

「今は、どこの歯科医院でもインプラント治療をしている。
全然磨けていない患者さんにも、平気で植えまくっている。
そんな歯医者には行って爆弾を投げこんでやろうと思う。bombannoy

私は心の中で拍手を送っていました。shine

コントロールされていない歯周病の方にインプラントを入れるなんて論外です。でも、ろくでもない先生は平気でインプラントを入れているそうなのです。

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インプラントも、天然の歯と同じように磨けていないと歯周病になります。

そしてその進行は天然歯よりも早く、あっという間に手遅れとなってしまうんです。

なぜかというと、インプラント周囲の方が天然歯よりも血行が少なかったり、コラーゲン繊維が少なかったりするので、細菌に対する抵抗力が弱いのです。

そして、いったん歯周ポケットが深くなると回復しづらいんです。

きちんと磨けている口の中に入れられたインプラントは、そういうことが少なく、歯としてしっかり機能し、天然歯と同じように使え、出し入れの不自由もなくとても良いものですよ。

 メインテナンスを忘れずに受けていれば、かみ合わせの不具合などのアクシデントがない限り、非常に長く機能してくれます。

インプラントのメインテナンスをご覧ください。

virgo皆さんも素敵な先生をご存知でしたら是非おしえてくださいね heart04

ribbonコメントもいただけると大変嬉しく励みになります。

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