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2013年9月15日 (日)

親知らずの危うさにびっくり!

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“親知らず”とは第3大臼歯のことです。
親知らずは初めから無い人もいれば、きちんと並んで生えている人もいます。
また、歯ぐきの中に完全に埋まっている人もいますし、半分だけ頭が出ている人もいます。親知らずが問題になるのは、後者です。
それは、第2大臼歯の後方に深い歯周ポケットを作りやすいからなんです。

第2大臼歯は前歯の中心から数えて7番目の歯です。
親知らずが生えない場合、この歯が最後方の歯となります。
第2大臼歯のうしろに深いポケットができてしまうということは、いちばん磨きにくく、治療もしずらい場所が歯周病になってしまうということなんですね。
もちろん虫歯にもなりやすく、虫歯の治療も難しい場所なんです。
パノラマといってお口全体のレントゲン写真を撮ると、親知らずの位置や状態がわかります。
斜めにもぐっていて、なおかつ頭(歯冠)が少しだけ出ている場合や、手前の歯に近接してもぐっている場合は、その部分に深い溝(歯周ポケット)を作りやすいので注意が必要なんです。
何はともあれ、そこの歯周ポケットを測ることが大切です。 
親知らず~歯周ポケット
まず9割の方が、この部分に上手くハブラシが届いていません。
また、自分に親知らずがあるかどうかわかっていない人のなんと多いことでしょうか。
パノラマ写真を見ながら説明すると、皆さん「へ~こんなところにあったんですね!」とびっくりされます。
さらに、そこに深い歯周ポケットなんかを発見すると、「あら、まあ大変」wobblyということに。

これも、免疫力の強い若いうちには特に症状がなく、30代~40代になって体力が衰えはじめ,肉体的・精神的疲労が重なる頃にいろいろと症状が出てくることが多いです。

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疲れがたまった時や体調が悪い時に、親知らず周辺が腫れたり痛みが出たりします。

また深い歯周ポケットができてしまうと歯周病菌が繁殖し、膿が出たり臭いを放つこともよくあります。
親知らずを長くこのような状態においておくと、特に手前の歯(第2大臼歯)に悪い影響を与えてしまいます。
第2大臼歯の後方の骨が吸収(溶か)されてしまうのです。ということは、歯周病になり骨が破壊されるということです。

親知らず周囲に病変があると全身にも悪い影響がありますよ。
深い歯周ポケットができていると、その歯周病菌が血流に乗ってしまうからなんです。
大切なのは、まず親知らずがあるかないかを確認し、あったのなら、どういう状態か、早めに抜いた方がいいのか、そのままでも大丈夫なのかをきちんと知っておくことなんですね。

親知らずを抜くのは、決っして簡単なことではありませんが、条件の悪い親知らずを放置し、悪くしてしまってから抜くのはとても大変ですよ。

 

さまざまな事情で、トラブルのある親知らずを抜くことができない場合は、定期的に歯科医院でクリーニングをしてもらうといいでしょう。
定期的とは2~3ヶ月ごとです。
そうすることにより、細菌数が減り炎症を抑えることができるからです。
本当のPMTCをご覧ください 
親知らずで苦労している人をたくさん診ているので、ぜひみなさんに知っておいてほしいと思います。

ribbonコメントもいただけると大変嬉しく励みになります。


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