舌苔とは―舌磨きの方法
30代後半になったら、歯磨きの仕上げに“舌”もお掃除しましょう。
若いうちは新陳代謝が活発なので、それほど舌苔(舌にたまる白く苔のようなもの)はたまりませんが、ある程度の年齢になり代謝が衰えると、舌苔が厚く付いてきます。
それは、はがれた細胞や、細菌、食べカスなどです。

唾液の量が少ない人や口が乾燥しやすい人、ストレスの多い人などが付きやすいといわれています。
薄く付いている分には問題はありませんが、年数を経て厚くなった舌苔はいろいろと問題があるんですよ。
→唾液を出そうもご覧ください。
舌には味蕾(みらい)という“味のセンサー”の役目をはたしている小さな突起がたくさんあるのですが、そこが舌苔でおおわれていると、味の感覚が鈍くなります。
最近、味付けが濃くなったなとか、味覚が悪くなったなと感じたら、鏡で舌を見てみてくださいね。
また、舌苔は口臭の原因にもなるんです。
口臭の原因の9割は口の中といわれますが、そのうちの3割が舌苔からという報告もあります。
舌のお掃除の仕方
ハミガキの仕上げに、その使っているハブラシで、なるべく舌の奥の方からかきだすように前に動かしてください。
5〜6回かきだすと綺麗になると思います。
気をつけるのは、血が出るほど強くこすりすぎないことです。
なるべく優しくお掃除してくださいね。
1日に1回(つきやすい方はハミガキのつど)されるといいと思います。
慣れないと嘔吐反射が出てやりづらいでしょうが、少し慣れてくるとあまり意識せずにで
きると思うので、頑張ってやってみてくださいね。
とてもスッキリしますし、口臭も予防できますよ。
つい先日、60代の女性患者さんが定期健診で来院されました。
お変わりありませんか?とお聞きしたところ、久しぶりに会った息子さんに口臭を指摘されたとおっしったんですね。
ハミガキはとても丁寧にされていて、虫歯もなく歯周病でもありません。
そこで舌を見せてもらうと、舌苔が厚く付着していたんですね。
その方は、お母様の介護の大変さやご主人の性格などで、最近ストレスを感じることが多かったと話してくださいました。
今の舌の状態と舌磨きの方法を説明し、家で行っていただいたところ、
次の来院時には口臭はすっかりなくなりましたよ。
次の来院時には口臭はすっかりなくなりましたよ。
舌のクリーニングはお口の中がほんとうにスッキリしますよ




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投稿: RobertSob | 2024年6月15日 (土) 20時34分