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2013年9月12日 (木)

歯ぎしり&くいしばり

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寝ている間、歯ぎしりやくいしばりは、ほとんどの人がしています。
けれどそれを自覚している人はあまりいません。

まずは歯への影響。。。

知覚過敏は、このくいしばりの力により生じるものがほとんどです。

噛む面もすり減ることがありますが、歯と歯ぐきの境い目あたりに特に強い力が加わるので、 その部分の歯質がはがされます。

くさび状欠損といって鋭い削れ部分を作ります。

犬歯(糸切り歯)とその後ろの小臼歯あたりに、くさび状欠損ができるケースが多いですね。
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象牙質部分が削られるので、人によってはしみるなどの症状が出てきます。
ただ全くしみないという人もいます。それは、象牙細管がふさがっているか、神経までの距離が遠い、神経が細いなどです。
または神経が死んでいるか神経がすでに無い場合もしみません。

歯ぎしりやくいしばりで噛んだ時の力が、中の神経に伝わって、神経が炎症を起こし歯に痛みを引き起こすこともありますよ。

虫歯でもないのに歯がしみたり、痛いという場合は、くいしばりが原因だったりするんです。
 
さらに、強い力は歯の根の部分にひびが入ったり、折れてしまったりすることもあります。
虫歯の治療で神経を抜いてしまった歯などは、栄養がいきわたらないため脆くなっているので、注意してくださいね。
 
また、歯ぎしり・くいしばりは歯周病の歯に対して、その進行を増大させることもあるんです。

上下の歯をギリギリとすることによって、歯の(歯根)周りに、すり鉢状の骨欠損を起こしやすいのです。

マイクロクラックといって歯に細いキレツを走らせ、そこから虫歯になる原因をつくってしまうこともありますね。

このように、歯ぎしりやくいしばり、極端に硬いものを噛むことなどは、歯に対してさまざまな影響を与えるものなんです。
 
次に、歯ぎしり&くいしばりは顎(アゴ)に対しては、どう影響するでしょうか 。。。?
 

アゴに対していちばん悪いのは、くいしばりといわれていますね。

顎関節症の原因のひとつは、このくいしばりです。
くいしばることで、歯とあごの関節にとても大きな力が加わるんですよ。

アゴ周辺の筋肉に負担をかけ、さまざまな症状を引き起こします。

口が開けづらかったり、顎の関節部分に痛みがでたり、口を大きく開けた時にカクッと音が鳴ったり。。。

カクッと音が鳴るだけで他に症状がない場合は、今はあまり問題としないそうです。

他にも、かみ合わせの悪さ、噛みぐせ(片方ばかりで噛む)、頬づえ、精神的ストレスなども顎関節症の原因となります。
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ここで、特に気をつけてほしいことがあるのです。
日中くいしばらないようにするのはもちろんなのですが、上と下の歯を常にくっつけている癖がある人も 多くて、このこともアゴの関節にとても大きな負担をかけるのです。

TCH : Tooth Contacting habit (トゥース・コンタクティング・ハビット)といいます。
日本語では歯を接触している癖。

継続する弱い力が、筋の疲労と顎関節の圧迫を引き起こし、そのため顎に痛みなどがでてくるのです。

緊張の持続が、顎関節痛だけではなく、肩こりや頭痛などにつながっていくからです。

 マウスピースをつけても、いっこうに良くならない場合は、この癖を疑ってみるといいと思います。

顎関節症はとても繊細な病状ですし、専門性の高い分野なので、顎関節専門医のところに行って診てもらってくださいね。一般の歯科で治療をして余計にひどくなるケースが多いので。

ちなみに私の勤務先が顎関節研究所 祐天寺にある野澤歯科です。
どこへ行っても治らなかったのが、すっかり良くなったと皆さん喜ばれます(v^ー゜)
ribbonコメントもいただけると大変嬉しく励みになります。


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