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2013年11月の4件の記事

2013年11月26日 (火)

患者さまの声

Thankyou_2

いつもありがとうございます

メインテナンスに来てくださる患者さんは皆さんとても素敵な方ばかりで、お会いできるのを楽しみにしております。

よろしかったら下のコメント欄に一言お書きくださると大変うれしく思います。

いたらない所も多いと思いますが、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

 

2013年11月23日 (土)

歯周病の治療|再評価後の処置

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歯周病の初期治療は、

  1. 歯周検査
  2. ブラッシング(正しい歯みがき)
  3. スケーリング・ルートプレーニング/SRP(歯根周りのクリーニング)
  4. 再評価(再歯周検査)

といった順で行います。
歯周病の治療もご覧ください。

再評価は、SRPを行ってから約1ヵ月後に行います。
SRP時の出血を患者さんにどう説明するか? 
  …SRPを行うにあたって気をつけたいこと。

この再評価の結果をもとに、歯周ポケットが改善されていない部分に対しての処置を考えるのです。

ここでの改善された状態とは、歯周ポケットが3mm以下で検査時に出血と排膿がないことをいいます。


歯周ポケットが改善されない原因はさまざまあります。

○ブラッシングの不充分さ
○深いポケット(歯石の沈着)
○高度な骨吸収
○歯根面のカリエス(虫歯)
○歯根のひび、破切
○ブラキシズム(歯ぎしりやくいしばり)
○咬合性外傷(悪い噛み合わせによりおこる歯周組織の破壊)
○不適合なかぶせ物

これらの原因及び歯の状態に応じ、次のような処置を行うのです。


再ブラッシング指導

磨けていないことで改善されないときは、ブラッシングの再指導を行います。

それに加えて、プラークコントロールの重要性を充分に理解していただけなかった場合にも、再度その重要性を説明させていただいています。

再スケーリング・ルートプレーニング(再SRP)

再度SRPを行うことで改善が見込まれる場合は、再SRPを行います。

例えば初回のSRPの時に歯石の付着が多量だった場合などがあります。

歯周外科処置

再SRPでは良くはならないな、というときには外科処置をします。

歯周外科処置にはさまざまな方法がありますが、一番良く行われている方法、フラップオペレーションを紹介します。

深い歯周ポケット(主に5mm以上)がある場合、歯ぐきを切開して目視下で歯根面に付いた歯石などを取り除きます。これは、SRPをより確実に行うようなやり方とも言えます。

必要な場合は骨の形態修正なども行いますよ。

さらに+αとして再生療法を行うこともあります。(→根分岐部病変の外科処置をご覧ください)

「歯ぐきを切って開いて」と聞くとなんだか怖い、痛そう、と思われる患者さんがほとんどですね。しかし、ある程度進行してしまった中程度~重度の歯周病を改善させるには有効な手段なので、先生ともよく相談されてフラップオペレーションをされると良いと思います。

1

経過観察・メインテナンス

歯周外科処置は中程度~重度の歯周病に対して、より確実な治療方法なのですが、どうしてもそんな手術は受けたくないという方もいらっしゃいます。

それ以外にも年齢や手の器用さ、全身疾患などを考慮して、外科処置をせず、そのまま定期検診で様子を見ていくこともあります。4mm以上の歯周ポケットが残ってしまった場合でも、経過観察のみということもあります。

その場合は、2~3ヵ月ごとのメインテナンスで歯周ポケット内のクリーニングを行っています。これは歯周ポケット内の細菌数を減らし炎症の軽減を図るものです。歯周病の進行を防ぐのです。

このような処置では、例えば6mmのポケットが何年も6mmのままということもよくあります。

ただし、何もしなければ確実に6mmが7mm、8mmと深くなります。さらに10mm以上になって抜歯となってしまうこともありますよ。

歯周ポケットは浅いに越したことはありませんが、たとえ1~2ヶ所に6mmのポケットを有しても出血や排膿がなく、痛みも腫れもなく、物を噛む際に不自由がなければ、このような方法もあるのです。

しかしながら、やっぱり歯周ポケットは深くしないのが何よりですよね! 

 

コメントもいただけると大変嬉しく励みになります。

2013年11月18日 (月)

サラサラ薬をチェック!

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東京新聞にこんな記事がありましたのでしょうかいさせていただきます。

(2013年11月12日) 【中日新聞】【朝刊】

しなやか血管

 

処方の重複に注意

 心筋梗塞や脳梗塞、静脈血栓症などの患者さんは、再発予防の目的で、血液を固まりにくくする「サラサラ薬」を処方されることがあります。

 通常は血液を固まらせる力と溶かす力がせめぎ合い、ちょうどよい状況をつくり出しています。

血栓を作り過ぎず、かつ出血を即座に止められるような、絶妙のバランスを維持しているのです。

冒頭のように血栓ができやすい病気の場合には、少し薬を加えて調整しようというわけです。

 気になる相談を受けました。打ち身をした覚えがないのに、青黒く内出血を繰り返している歯茎からの出血が止まりにくい人

「サラサラ薬の量が多いのでは?」と尋ねると、内科と眼科の両方の薬リストに別の種類のサラサラ薬が含まれていました。

両方で出された薬を服用した結果、出血が止まらなくなったようです。

最悪の場合、脳出血を起こす危険性もあるので、すぐに調整してもらうよう話しました。

「サラサラ薬は健康によいと思っていたのに」と驚いた様子でした。

 サラサラ薬は出血に注意し、気づいたらすぐ主治医に相談してください。

他の医療機関にかかるときは、現在飲んでいる薬の内容を伝えることが大切です。

受け取る薬局を1つに決めておけば、このような事態を防げた可能性もあります。(あいち健康の森健康科学総合センター長・津下一代)

歯周病の治療前には問診がとても大事ですね。

歯科衛生士は歯ぐきからの出血を見ると「きちんと磨いていないのでは?だから炎症がおさまっていない。」と思いがちですが、薬の影響による出血もあるということを心に留めておかなくてはいけませんね。

全身疾患としての歯周病を診る目を持たなければいけないと改めて感じました。

2013年11月11日 (月)

オーバーブラッシング:大事な歯磨きの力加減の話(その2)

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歯を磨く際、力を入れすぎてしまう方は大勢います。
とにかく硬めのハブラシを好み、歯に押し付けるようにしてゴシゴシと磨かれるのです。

皆さん一様に「力を入れないと磨いた気がしない。」と言われます。
特にまじめで綺麗好きな方に多いように思われます。

そのような磨き方を続けていると歯肉退縮といって、歯ぐきが下がり歯根部分が出てきてしまう。

ハブラシ圧が強すぎると歯ぐきに傷を作り、出血したり痛みがでることもあります。

気づかぬうちに症状は進み、とても磨きづらい複雑な歯ぐき形態になってしまいます。

これを歯科ではオーバーブラッシングといいます。

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↑歯ぐきが下がってしまい、歯根が出ている様子

歯ぐき歯を支える骨の関係は、解剖学的、生物学的に一定の距離を保ちます。
(生物学的幅径…Biologic width)
前歯―差し歯をご覧ください

歯ぐきが下がると、それに伴い歯を支える骨も下がってしまうことになります。すなわち磨きすぎで歯ぐきが下がるのは、骨が下がることにつながるのですね。

歯を支える骨が下がるというのは歯周病の症状の一つですよ。

オーバーブラッシングで下がった場合、細菌感染は無いため歯みがきで血が出る、膿が出るなどの歯周病特有の不快な症状は起こりません。(傷での出血はあり、ピリッとした痛みなどはある。)

自分の奥歯を鏡でまじまじと見る人は少ないので、歯ぐきが下がっているのも全く知らないでいるというケースがほとんどです。

奥歯では頬っぺた側の歯ぐきが5mm以上も下がり、歯根の股の部分が出てきてしまっている人も多く見かけます。

歯周病でもないのに根分岐部病変の状態を作ってしまっているのですね。
根分岐部病変の話をご覧ください。


一度下がってしまった歯ぐきは年数が経っていればもう元には戻らないので本当にもったいないことです。

日本人は、特に女性は歯ぐきや顎の骨が薄い人が多いので、ハブラシ圧が強すぎると歯ぐきが退縮しやすいので注意していただきたいです。

根面被覆術といって外科手術により別の部位(主に上あご)の組織を摂って移植する方法もあるのですが、保険外治療であり、それなりに高度な治療なので費用もかかります。

骨が下がってしまった理由は、以前の歯周病の痕のこともあります。

歯ぎしりや食いしばり、咬合性外傷、オーバーブラッシングによるものが合わさってのことかもしれません。

歯周病の原因は大概1つではないので、これらが一緒になると骨吸収もより進んでいくと思われます。

歯肉退縮をもたらすオーバーブラッシングは、早めの歯ぐきのチェックとハブラシ圧の確認が必要です。

クリーニング希望で来院されるか、治療の際その前後に、歯ぐきの下がり具合をチェックしてもらい、ハブラシ圧も確認してもらうといいと思いますよ。

大事な、歯みがきの力加減の話 をご覧ください。

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↑ 健康で綺麗な歯ぐき 

忙しい歯医者さんなどは、ただ「しっかり磨いてください。」などと言うだけの場合もあります。

しっかり強くと勘違いされて磨かれている方もいますので、指導する方も注意が必要ですね。歯科医が言う「しっかり」は、強くではなく丁寧にと言う意味なのです。

すでに歯ぐきが下がってしまった方は、ブラッシングの際はバス法などハブラシの毛先を歯ぐきの方へ向けるのではなく、垂直に当てるスクラッビング法、又はローリング法、又は1歯づつの縦磨きなどで力加減はやさしくを心がけます。01sishubyo02 左:スクラッビング法 | 中:バス法 | 右:ローリング法   

歯間ブラシも速いスピードで動かすのでなく、ゆっくり丁寧に動かしてください。

歯ぐきは下がってしまってからでは遅いので、健康な歯ぐきのうちに適度な力加減で磨くということを身につけておくのがなによりです。



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感想(51件)

 

 

 

 

 

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