サラサラ薬をチェック!
東京新聞にこんな記事がありましたのでしょうかいさせていただきます。
(2013年11月12日) 【中日新聞】【朝刊】
しなやか血管
処方の重複に注意
心筋梗塞や脳梗塞、静脈血栓症などの患者さんは、再発予防の目的で、血液を固まりにくくする「サラサラ薬」を処方されることがあります。
通常は血液を固まらせる力と溶かす力がせめぎ合い、ちょうどよい状況をつくり出しています。
血栓を作り過ぎず、かつ出血を即座に止められるような、絶妙のバランスを維持しているのです。
冒頭のように血栓ができやすい病気の場合には、少し薬を加えて調整しようというわけです。
気になる相談を受けました。打ち身をした覚えがないのに、青黒く内出血を繰り返している人、歯茎からの出血が止まりにくい人。
「サラサラ薬の量が多いのでは?」と尋ねると、内科と眼科の両方の薬リストに別の種類のサラサラ薬が含まれていました。
両方で出された薬を服用した結果、出血が止まらなくなったようです。
最悪の場合、脳出血を起こす危険性もあるので、すぐに調整してもらうよう話しました。
「サラサラ薬は健康によいと思っていたのに」と驚いた様子でした。
サラサラ薬は出血に注意し、気づいたらすぐ主治医に相談してください。
他の医療機関にかかるときは、現在飲んでいる薬の内容を伝えることが大切です。
受け取る薬局を1つに決めておけば、このような事態を防げた可能性もあります。(あいち健康の森健康科学総合センター長・津下一代)
歯周病の治療前には問診がとても大事ですね。
歯科衛生士は歯ぐきからの出血を見ると「きちんと磨いていないのでは?だから炎症がおさまっていない。」と思いがちですが、薬の影響による出血もあるということを心に留めておかなくてはいけませんね。
全身疾患としての歯周病を診る目を持たなければいけないと改めて感じました。
« オーバーブラッシング:大事な歯磨きの力加減の話(その2) | トップページ | 歯周病の治療|再評価後の処置 »
「8.その他」カテゴリの記事
- 【祝】ブログランキング第1位(2015.09.23)
- アドバンスクリニック横浜に行ってきました②(2015.04.27)
- アドバンスクリニック横浜に行ってきました①(2015.04.25)
- 『恍惚の人』より(2015.03.10)
- 油面のフレンチレストラン…☆(2015.01.01)
コメント