FLOSS OR DIE― フロス オア ダイ
“FLOSS OR DIE” 1997年にアメリカ歯周病学会(AAP)が発表した歯周病予防キャンペーンのスローガンです。
日本語にすると“フロスか死か”
意味は、“フロスをしますか?それとも死にますか”ですが、もう少しわかりやすくすると「フロスをしないで歯周病になって、それが原因で病気になり死んでしまってもいいのですか?」ということなのです。
歯周病は今ではさまざまな全身の病気を引き起こすことがわかってきました。
歯周病がリスクファクターになる主な全身疾患として、糖尿病、冠状動脈系心疾患、骨粗しょう症、低体重児出産などがあります。
中でも冠状動脈系心疾患の狭心症や心筋梗塞は、突然死を招くことから、アメリカ歯周病学会が“FLOSS OR DIE”というスローガンを発表し、歯周病予防への関心を高めてもらおうとしたのです。
アメリカでは心疾患が死亡原因の第1位を占めています。
日本はというと、1位-がん、2位-心疾患、3位-肺炎、4位-脳血管疾患(2014年)。やはり日本人ももっと関心を持つべきですね。
テレビなどでもこれらの病気の予防として、生活習慣、特に喫煙や食事や運動についてはいろいろ取り上げられ関心が高まっていますが「フロスをしましょう!」という話題はあまり聞きませんよね (^-^;
私の周りにも“Floss or Die”を知らないという人ばかりでした。

今から200年も前からフロスの必要性を訴えていた方がいます。
虫歯や歯周病が発生しやすい歯間部や隣接面は歯ブラシではきれいにならない。フロスが一番重要であると訴えていた方がいます。
歯科の先進国である北欧やアメリカではフロスをするのはあたりまえ。今や世界の常識なのです!
予防のプロである歯科衛生士のあいだでは、食後のフロスは常識ですが歯科医師のあいだでは、まだまだそれほどではありませんョ。フロスしていない先生って案外多いのです 

私は出かける時、歯ブラシは持ち歩かなくても、フロスはいつもバッグにしのばせてあります。 


私のバッグに入っている一番小さいお気に入りのフロス
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