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2016年3月の2件の記事

2016年3月 7日 (月)

親知らずを囲む黒い影は!?②

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では、この濾胞性歯嚢胞はどんな治療法があるのでしょうか?

治療法1 『開窓術』

粘膜を切開し、あごの骨を削り、のう胞を摘出する。

埋伏歯は抜かないでそのまま残すという方法ですね 

開窓術により内圧がなくなると、のう胞は縮小していき、やがて消失します。

のう胞があった部分には新しい骨ができ最終的には本来の形態に戻り、
表面は正常な粘膜で覆われます。

 

治療法2 『のう胞摘出術埋伏歯抜歯』

のう胞と埋伏歯を摘出する。

粘膜を切開し、骨を削り埋まっている歯を取り出します。

含歯性嚢胞摘出手術 厚木海老名団地会館歯科 
大きな骨欠損となる歯周病ではないが歯肉周囲に異常感や圧痛 
親不知歯冠部から発生
 

You tubeのこの動画がわかりやすいと思います。


 

治療法3 『のう胞と埋伏歯摘出後、PCBM移植』

のう胞と埋伏歯を摘出し、骨移植を行います。

あごの骨の欠損が大きい場合に行うもので、骨材は腸骨(ちょうこつ)を用います。

PCBM 腸骨海綿骨細片

perticulate微粒子・ cancellous海綿状・ bone and marrow骨髄

この施術は設備の整った総合病院もしくは大学病院で行います。

1週間ほどの入院となることが多いようです。

2161

のう胞がみつかったKさんも、この『のう胞と埋伏歯摘出後、PCBM移植』術を受けられました。

 

埋伏歯は親知らずが多いのですが、前歯が埋伏していることもあるようです。

もしかしたら、歯ぐきの中に知らないうちにこのような危険をはらんでいるかもしれません。

歯科検診ではレントゲンまで撮らないので、ぜひ一度きちんと歯科で確認されてみてくださいね。

親知らず


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親知らずを囲む黒い影は!?①

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40代男性(Kさん)パノラマレントゲン(口全体のレントゲン)を撮影すると、右下に黒い大きな影が…。親知らずを囲みこむように丸い影がうつっていました。

特に何の自覚症状もなくレントゲン写真を見るまでは、このような骨吸収があるなんて全くわかりませんでした…。

これは濾胞性歯嚢胞(ろほうせいしのうほう)といって、埋伏歯(まいふくし)の歯冠を含んで形成される嚢胞(のうほう)です。

歯の歯冠を含むので含歯性のう胞ともいいます。

(埋伏歯:生えてこれない埋もれた歯)

(嚢胞:固有の壁を持っていて、内面が上皮で裏装され、その中に液体または半流動体を入れている病的な嚢様構造物)

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歯ができる際には歯原性上皮という軟組織が重要な役割を果たします。

その後、上皮は消失しますが、この上皮が消失せずのう胞化してしまうのです。

のう胞が発症すると、のう胞内に内容物が溜まって増えていきます。

その結果、内圧が高まって周囲の骨を圧迫します。

圧迫されると骨は吸収されてのう胞が大きくなるのです。

では、この濾胞性歯嚢胞はどんな治療法があるのでしょうか?

親知らずを囲む黒い影は!?②につづく


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