日本臨床歯周病学会・第35回年次大会に行ってきました。後編

一般の人は、歯科医は虫歯を材料で治す人と思っている。しかし、歯周病は歯科材料で治せていない。
虫歯と歯周病は歯科の2大疾患なのに…。というお話からスタートされました。
虫歯と歯周病は歯科の2大疾患なのに…。というお話からスタートされました。
◯ 虫歯は削って詰めたり、被せたりして取り敢えず「治った」状態にすることができる。では、歯周病が「治る」とはどういう状態のことなのか?
◯ 歯周基本治療を行い、歯周組織の炎症が除去された時、私たちは患者さんに「歯周病が治りました。」と伝えることができるのか?
◯ もし、4mm以上のポケットが1箇所でも残っていたら治ったとは言えないのか?
「治る」をテーマに様々な問題を提起していただきました。
一方、私たちは医療領域に先駆けて再生医療を患者さまに提供してきました。すでに臨床応用されているGTR法やエナメルマトリックスタンパク(エムドゲイン)を用いた治療法があります。
そしてこの度、歯周組織再生を促進する世界初の歯周組織再生材、リグロスが登場しました。
リグロスの開発は天野先生、村上先生ら大阪大学のグループ。25年も前から研究開発を進められてきたとのことでした。嬉しいことにこのリグロスは、保険が適用されるとのこと。近い将来、再生療法によって救われる歯が一本でも増えれば有難いですね。
お昼は皆で大阪名物の串揚げを沢山いただきました。(熱々で美味しかった~♪)
午後は院長(市川光大先生)と合流し歯科医師セッションへ

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