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2018年7月 3日 (火)

歯周病はメインテナンスが大事!

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いつもメインテナンスに来てくださる方々に「良い例として紹介させていただきたい。」とお願いしたところ、皆さんとても喜んで快く引き受けてくださいました。

お一人目、洋子さん S13年生まれの80歳、とてもお元気で若々しく素敵な方です。ご主人(85歳)と同居。

初診は今から10年前のH20.11 歯のクリーニングと検査希望で来院されました。

20歳のときに矯正治療で4本抜歯されています。

右下と左上に親知らずがありました。

歯磨きは1日3回2分づつで、週に1回は20分くらいかけて磨かれていたそうです。

歯石を取ったのは4~5年前で 縁上(歯の表面)、縁下(歯ぐきの中)に歯石の沈着がありました。
SRP(スケーリング・ルートプレーニング)は4回で行い、その後3ヶ月ごとのリコールで来院されています。

右下と左上の親知らずは抜歯しましたが、右下7番の遠心に8ミリの歯周ポケットが残ってしまいました。ここはもっと早くに抜歯していれば…と思ってしまいます。

でも全体的には歯周ポケットも1~3ミリ 出血なしで良い状態です。歯も歯ぐきも綺麗で若々しく、とても80歳には見えませんね!

Photo_2    現在の状態・正面

    上の歯                 Img_3946

Img_3949    下の歯

Img_3957     H20.11レントゲン写真

Img_3954      H27.8 親知らずなし

Img_3952     現在のプロービングチャート

 
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お二人目、末喜さんS25年生まれ現在68歳。 初診はH21年12月26日主訴は「歯がしみる」。

今まで歯石を取ったことがなかったので、歯肉縁上・縁下に歯石が多量、骨吸収は特に奥歯が重度でした。

歯周ポケットは、6ミリ以上が17歯(内、9ミリ以上も8歯)あり、プロービングによる出血はすべての歯から見られました。15歯に動揺が認められました。

初診時の歯科衛生士の説明(当時のカルテより)

●歯周病についてかなり時間を使って説明…これが一番重要だと思います。

●いずれ抜歯の可能性の大きい歯の説明…なるべく抜かなくていいようにと願いつつ。

●歯周治療によりしみる歯が出る可能性…初期治療後の歯周外科治療ではしみる歯が出ることがあります。

●縁下歯石は取り切れない可能性…深い歯周ポケットで多量の歯石がついていると。

●見た目が変化する可能性…歯ぐきが引き締まり少し歯が長くなったような、特に歯周外科を行うとそのようになることが多いです。

H22年1月12日プラークコントロールが良くなり歯がしみなくなりました。

SRPは6回に分けて行い、再評価後メインテナンスへ。

H22年2月左上7番 動揺が著しくなり抜歯。

奥歯(右上6・7番、左上6番)は骨の吸収が高度なのと薬の服用があるため、歯周外科処置を行わずに、定期的な歯周ポケット内のコントロールで様子を見ることになりました。

H22年8月24日前任歯科衛生士の退職により私が担当になりました。

虫歯は左下に1箇所のみでカリエスリスクはとても低く歯自体はとても丈夫です。

H23年10月右上7番 動揺が著しくなり抜歯。

Photo_4      正面

Img_3962     上の歯

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     下の歯

          Img_3967    H30.3 歯槽硬線がくっきり

Img_3968    初診時のプロービングチャート

Img_3973    根分岐部病変の記録

Img_3969    現在のプロービングチャート
                   

Img_3972

現在の状態

右上6番の口蓋側遠心より根分岐部病変Ⅲ度、骨吸収に伴う歯肉退縮があり、歯ぐきレベルがかなり上方になり、そこへ歯ブラシをきちんと届かせるのが難しい状況です。

しかしながら末喜さんは本当に頑張ってブラッシングをされています。

歯周ポケットは6ミリを有する歯が3歯(根分岐部病変もあり)、4ミリが3歯、他20歯は1~3ミリで出血もなく良好な状態です。

根分岐部内は急発を起こさないように毎回こちらできちんとイリゲーション(超音波ペリオチップを用いジェット水流を流して酸素を送り込み細菌を洗い流す。)を行っています。

6年前に脳梗塞を発症し、ワーファリンを服用中。血圧がやや高め。後遺症は現在特になく元気にお仕事をされています。

民謡と三味線を趣味とされ、たまにボランティアで演奏をされていらっしゃるとのことです。

健康と趣味のため歯は特に大事にしたいとおっしゃっています。

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ラストを飾るのは、由美子さん77歳 とてもお元気で若々しくいつもハツラツとされていらっしゃいます。

H22年虫歯治療で来院。軽度の歯周炎あり。

部分的に4~5ミリの歯周ポケットと検査によるポケットからの出血がありました。

SRP後の再評価では全ての歯において1~3ミリに改善。その後欠かすことなくメインテナンスで来院されています。

現在、何も問題箇所がなく、歯も歯ぐきもとても綺麗です。

30代と言ってもわからないくらいですね!

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皆さまご協力いただき真に有難うございました!


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コメント

Yumiさん、おひさしぶりです~
年齢とお写真見てビックリ\(◎o◎)/!みなさんお若いshine笑顔がステキですhappy01
そして、ハグキがキレイなピンク色ですね~cherryblossom血行が悪くて下の方が暗い私よりずっとキレイです~sign01
みなさん10年近くメインテナンス続けられてるんですね~。なかなかメインテナンスをずっと続けるって難しいですよね、でも継続は力なりですねgood
そしてそして、歯のケア継続を始める(って、変な日本語だけどcoldsweats01)のに遅いってことはないんですね。お一人目の女性は70歳からだし、お二人目の男性は結構状態悪いところからのスタートだったみたいだし…でもでもきちんと治療してセルフケアとメインテナンスずっと続ければ、そのまま悪化して総入れ歯なんてことならないで、元気に楽しく過ごせるんですねsun

モモさん、コメントありがとうございますヽ(´▽`)/
そうなんですよ~みなさん本当にお若い!
歯ぐきも綺麗ですよねheart01
私は治療した歯がとても多いのですが、今回のみなさんは治療済みの歯も少なくて羨ましい限りですcoldsweats01
”継続は力なり”まさしくgood
そして”いつ初めても遅いということはない”といつも感じています。
3日坊主になりがちな私は、常に患者さん達を見習わなくては!こんなふうに素敵に歳を重ねられたらと思いますheart04

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